まずは混走セッションで番場琢選手がステアリングを握る。前日の練習走行でも1’45秒~1’46秒台のタイムをコンスタントに出し、マシンとタイヤの組成もまずまずの状況を出している。ハード目のタイヤをチョイスし、いよいよコースイン。コース上には、 40台近いマシンがタイムアタック。番場選手はコンスタントに46秒~44秒台とタイムを刻み、予選基準タイムを難なくクリアし10ラップの走行を終える。その後、10分間のクラス別の走行時間が開始される。
ドライバーは今回スーパーラップを担当する谷口選手にチェンジ。ソフト目の タイヤでコースイン。谷口選手は、果敢にアタックを重ねて行く。そして、1‘42.610の5番手のポジションで公式予選が終了。チームはスーパーGT参戦4年目にして初となるスーパーラップ進出が決定し、大いに沸きあがる。 15時33分にスーパーラップ開始。天候も雲が少し厚くなり気温16度、路面温度18度。GT300クラスからのスタート。公式予選のトップ10のマシンが1台づつタイムアタックを行ない、このタイムで決勝のスターティンググリッドが決定する。ステアリングを握るのは谷口選手。前のマシンがアタックを開始しているタイミングでコースイン。ストレートから1コーナーに掛けて良いペースでクリア。セクター1からセクター2に掛けても果敢にアタックし、コントロールラインを1‘43.601で通過。 「初音ミク グッドスマイルBMW」は、スーパーラップを5番手で終える。その後、1番手だったランボルギーニが予選後の車検で規定車両重量規定違反により降格。その結果、5番手から4番手に昇格となり、日曜日の決勝は4番グ リッドからのスタートを迎える。
初音ミク グッドスマイルBMWは、谷口信輝選手がファーストドライバーとしてステアリングを握ぎり、4番グリッドからのスタートを待つ。 そして、レースは定刻の14時、セーフティーカーの先導によりスタート。 そして、6ラップ目に実質上のスタートとなった。谷口選手は難しいコンディションの中、7ラップ目のストレートをふたつ順位を上げ、2番手で通過。安定した走行が続く。
雨の量が多く、多くのマシンが急遽ピットインする中、「初音ミク グッドスマイルBMW」も14ラップ目に急遽ピットイン。 インターミディエイト(浅溝)タイヤでスタートした為、グリップが低下気味となり急慮レイン(深溝)タイヤに履き替えて再びコースイン。 この作業で順位を14番手まで下げることとなる。雨でかなり視界が見難い状況でありながら、谷口選手は21ラップ目には13番手、22ラップで10番手、25ラップで9番手、27ラップには8番手まで浮上。55秒代で果敢に周回を重ねる。コース上では、他のマシンがスピンや接触する状況も少なくない。
おおよそ30ラップを過ぎた辺りから各チーム、ルーティーンのピットインが行われるようになる。そして、ピットからの指令が入り38ラップ目でピットイン。ほぼミス無くドライブした谷口選手がピットに飛び込んでくる。この時点で暫定で「初音ミク グッドスマイルBMW」は5番手まで浮上。 番場琢選手へのドライバーチェンジと給油のみで、タイヤ交換は行わない作戦。約30秒ほどの素早いピット作業を終えたと同時にコースに復帰する。