東日本大震災による影響から延期されていた第1戦岡山、第2戦富士を消化し3週間のインターバルを経て開催された。金曜日の習熟走行2本を含め3day開催となった岡山大会、GSR&StudieWithTeamUKYOは前戦の獲得ポイント、6ポイント×2の12kgのハンディウェイトを積んで今戦に挑む。
予選日の天候は曇り。コース上はドライ。路面温度は45度と高め。 今回の予選はノックアウト方式を採用。まずはQ1の結果で上位16台がQ2へ進み、更にQ2の上位10台が最終ステージQ3へ進む。
まずはGT500との混走セッションが行われ、谷口信輝選手がステアリングを握る。マシンン全体の調子をチェックし、序盤2番手となる1‘34.962を出したところでピットイン。タイヤやブレーキパッドのチェックを終え、番場琢選手に交代する。アウトラップから3ラップで1’35.618をマークし混走は終了。
引き続き10分間のGT300クラスの専有走行が行われる。アタックドライバーは谷口選手。1‘33.489をマー クし6番手でQ2への進出を決める。
Q2は15時~の10分間。アタックドライバーは番場選手。緊張と気合が増す中コースイン。3ラップを消化したところで他車が激しくコースアウトし赤旗中断。4分延長され15時8分に予選が再開。他車が32秒台をマークする中、果敢に攻め33秒台を刻むも僅かに及ばず、1’33.962の11番手でQ2を終了。しかし状況は一遍、赤旗中断の原因となったマシンのタイムが抹消され、10位に浮上。Q3進出となった。
最終ステージのQ3は8分間。アタックドライバーは谷口選手。10台のマシンがポールポジションを目指し果敢にアタック。谷口選手は2ラップ目に1‘34.681で4番手につける。他車が33秒台、32秒台に入ってくる中、谷口選手も果敢にアタック。 しかしマシンのコーナーリングからの立ち上がりに若干のストレスがあり、タイムを今ひとつ短縮できない。電子デバイス系の不具合が原因と推測される。最終的に2ラップ目にマークしたタイムを上回れず8番手で終了。決勝は8番グリッドからのスタートが決定。
5月22日(日)決勝日。前日からの予報通り雨、早朝からサーキットは土砂降り。コース上は至る所が川状態になっており、8時30分からのフリー走行が中止に。昼過ぎには天候も回復し晴れ間も見られる。レース前のウォームアップ走行が通常の8分間から25分間に延長され、マシンの最終確認を行った。
気温23度、コース上はドライで路面温度29度。フォーメーションラップは予定通り14:00に開始。今回もスタートドライバーは谷口選手が務める。 1周の隊列走行を終えると一斉にスタート。物凄いエキゾーストノートとともに全マシンがコントロールラインを通過してゆく。 オープニングラップで3台を交わし、5番手でコントロールラインを通過。しかし3ラップ目に後続にかわされ6番手に。その後、35秒~36秒台でコンスタントに走行を重ね6番手をキープ。13ラップ・14ラップと前車を交わし4番手にポジションをアップ。 20ラップまで36秒台で4番手をキープしていたが、グリップが落ち始めラップタイムは上昇せず、チームはピットインのタイミングを早め、23ラップを終え5番手でピットイン。タイヤチェンジ、給油の素早い作業が行われ、ハードタイヤで後半のロングスティントを番場選手に託す。アウトラップの段階で16位。ここから果敢な追い上げが始まる。またこのタイミングから他車もルーティーンのピットインが始まる。
番場選手は36秒台で安定した走行をキープしながら30ラップに11番手、31ラップに9番手、41ラップには6番手とポジションを上げ、51ラップ目には4番手までポジションをアップ。粘りの走りと確実な追い上げで表彰台の一歩手前まで登りつめる。その後、後続のマシンの追い上げを抑え63ラップ、4番手でチェッカーをうけた。
4位で8ポイントを獲得し、2戦連続ポイント獲得となった。ランキングも4位。これからさらに上位を目指す。
次戦は海外ラウンド、6月18日~19日。マレーシア・セパンサーキットで灼熱の戦いとなる。