今回のStudieStyle+das Foto-の表紙はStudieStyleとしては初めてイラストを使わず写真集らしく写真で行こう!と早くから決めていた。
そこであえて表紙用の撮影というのは行わず本誌の為にためこんだ写真の中から選ぼうということになり、最終的に選ばれたのがCOVER2で使用したゆりかもめからのケロケロ&快世の撮影とこのSuper-GTミクZ4のスタジオで撮影された正面からの勇姿であった。
後者を選んだ理由はズバリ!これ以上の2009年の象徴は無いだろうと判断したからで、今でも非常に気に入っている。
2009年の象徴
十年後の2019年や二十年後の2029年にふとこの本を手に取った時に、この表紙が一番2009年のStudieを思い出すドアにはふさわしいと思う。
以前どこかでもお話したが本の表紙ってとてもその本の販売部数を左右するらしく、同じグループのBMWコンプリートさんなどは7seriesやZもしくはX系などの台数の少ないBMWを表紙にした時よりも3シリーズを表紙にした方が倍近く売れるそうだ。
それでは更に稀少なVLNのZ4でしかも痛車LookなRacingCarの表紙の場合は・・・どうなの?(笑)いきなり一発目の御紹介は一番お気に入りの写真からッ!(^0^)
妻と息子と眠い目こすって芝浦のゆりかもめ乗り場に降り立ち、妻と快世は始発のゆりかもめに。
僕はケロケロ(Z4M Coupe VLN version)に乗っていざ並走開始ッ!巨匠村西一海氏は快世の本日一番のSmileとピタリとベスポジに付けたケロケロが並んだ瞬間を逃さなかった。
更に巨匠の凄いのは見開き写真に使うことを考慮して丁度真ん中になる部分にゆりかもめのガラス枠がきている所ッ!!!本誌のTitleを白文字で入れた黒ラインは見事に本物のウインドウフレームなんです、実は。
WINd0w fraMe
それと実はこの写真が最後までミクZ4のスタジオ撮影バージョンと今回の表紙にどちらを抜擢するかで悩みに悩んだ写真なんです。写真集的にはこちらの方が雰囲気あるし、でも今年のStudieの活動を考えてやはり一番ImpactのあったのはSuper-GTだったかなと思い、最後にはミクZ4の方で決まりました。
そうそう、StudieStyleと言えば今までは1,2,3全てイギリスのガイ・アーレンさんのイラストが表紙でしたよね。あれも実はかなり思い切ったアイデアで業界では異論反論オブジェクションだったんですよ (^_^;
という事で写真集ってこともあり初めてStudieStyleで写真が表紙になった記念すべき号でもありましたッ!ステッカーの話題は多いがことエンブレムとなるとそんなに話題に上がらない。その理由はきちんとした製品が存在しなかったからだと思う。
過去14年でStudieエンブレムの試作は7型にのぼる。その内一種類は金属風ではない塩ビのスタイルで発売されたが、いわゆる自動車のエンブレムという風貌にはほど遠い、もう少しカジュアルなモノであった。
理由は結構生臭く(苦笑)今のM3のエンブレムの様な三次曲面のついた製品をずーっと以前よりイメージしていたのだが、それを造るには型とそれの抜き方にコストがかかり最低でも何万個ロットでオーダーをしないとならないと言う。
Hello! Welocme!!
ウーン・・・何万個はツライ(-_-;
それでは、ここのアールはストンと落として、材質はちょっと落ちるけどこっちにして、と数字を念頭に製作していって出来上がったSample品はことごとくボツになっていった・・・
しかし、今回前職であるCOXさんのワールドワイドなお力をお借りし遂にイメージ通りのエンブレムが出来上がったので、あまりに嬉しくブンタに無理を言いdas Fotoで見開きの写真で掲載してもらった(笑)
品質もアール具合も見事に現在のBMWにマッチし(旧いモデルに装着するとクルマが新しく見える効果もあります)色合いも大きさも本当にお気に入りの一品となった。
今後しばらくはこの商品をStudieの紋章(エンブレム)として継続して販売していく意向です。どうぞ宜しくお願い致します。自らサブプライムに立ち向かって行く気合いを注入する為に造ったスローガン(slogorn)をブンタはとんでも無い所に持って行った。
新宿アルタスタジオの有名なあのワイドビジョンであるッ!
当然一流企業TVコマーシャル等が流れる場であるのでそれなりのクォリティを求められる場所である。
大丈夫なのだろうか?
世間の人に笑われないだろうか?
と言った不安はサンプルの動画を見て見事に吹き飛ばされた。
slogorn
非常にシャープかつエッジの効いた画面にクルマ関係らしいスピード感溢れる展開でグイグイと惹き込まれ、ワクワクが盛り上がってきた"ここだッ!"と言ったタイミングで見事にStudie Style+das Foto-12.17 in Storeの文字が朝焼けのケンタ335Wideと共にメッセージを発信する展開はImpact大ッ!
こうなると人間欲深いもんで(笑)実際に放映される所を早く見たい〜!となるのだが残念ながら放映日はどうしても外せない打ち合わせが入っておりこの目で見ることはかないませんでした。
どなたか実際に見られた方いらっしゃいますか?Studie OPEN以来一貫して
AUTOGLYMをお薦めしている。
理由はどんな洗車マニアなユーザー様にも評価が高くリピートで使って頂いている可能性が非常に高いことと、非常にツボを得た痒いところに手が届く様な商品構成になっているのでココを綺麗にしたい!って言う目的がハッキリしていればしているほど使いやすいという二点から他のケミカルはほとんど取り扱わずAUTOGLYMを推奨している。
初志貫徹
意外に知られていない名品としては最後の仕上げに使うととんでもない光沢を作り出すことの出来るエクストラグロスプロテクションと濃いめのBODYCOLORのBMWにお乗りの方には一度は必ず使って欲しいウルトラディープシャイン。
AUTOGLYMファンになってしまうこと間違いなしのこの二品は是非一度使ってみて頂きたい。
あとは自宅用にも使えるカーグラスポリッシュやホイールのコーティングが簡単に出来るアロイホイールシールも永遠のスタンダードで、とにかく目的と使う溶剤がマッチすると本当にビックリするほど綺麗になる。
一度、AUTOGLYM WEBもチェックしてみて欲しい。GC-010EでE36の頃より着実にBMWUSERのハートを掴んでいるPRODRIVE社のWHEEL群に遂に待望の新作が生まれたッ!
FORGED MONOBLOCK(鍛造/1ピースホイール)の5本ツインスポークGC-05Kの登場である。
軽量で高剛性。
そして何よりスポーティでありながら高貴なる品格さえ漂わせる流麗なデザインコンシャスなラインは貴殿のBMWに確実にもう一つ上のセグメントの風格を身につけることであろう。
FORGED MONOBLOCK
サイズラインナップも皆が待ち望んだ20inchの設定まで拡大され17〜20inchまでのフルラインナップとなっただけでなく、カラータイプも流行の最先端を追従すべくマイスターブラックなる光沢感が美しい黒をイメージリーダーにクリアーなシルバーの輝きにこだわったハイパーブリティッシュシルバーに永遠のスタンダードたるブリティッシュシルバーの3種類を設定しまさに視角無しのラインナップと言って過言では無いGC-05KはPRODRIVE過去最高傑作と断言して間違いないだろう!COVER2と同じ車輌内からの別PHOTOSHOOTはCOLORですッ!(笑)+das Foto-を発売した後に、御購入頂いた皆様から、
「あの写真はどこですか」
「この写真はどうやって撮ったんですか?」
と嬉しいことに色々と御質問を頂戴するのですが、やはりこの写真に関するお問い合わせが一番多かったです (^_^)
29km/HOUR
で、前回お話したとおり始発のゆりかもめの車内からレインボーブリッジの下を通る一般道をケロケロで並走しておるのですが、ゆりかもめの車速はずばり29km/h!一般道ですので法的には問題無いのですが、やはり朝の5時過ぎですので後続車やバイクが後ろからくればすぐに追いつかれ怪訝そうな顔をされ抜いていかれます。
いやっ、まだ抜いて頂ける方はいいのですが (^_^; ケロケロに興味津々な方は並走したままジロジロクルマを凝視しなかなか抜いてくれません。
勿論そうなるとその間撮影は中止になり「はい、もう一回〜ッ!」とブンタ編集長からNGが出て快世は不機嫌そうな顔になり「また乗るのぉ〜ッ」となる次第でした。GLADさんとは一昨年そして昨年のSuper-GT参戦でTAGを組んだ仲ですが、実はそれ以前よりブレーキパッドとワイヤーレスアクセルの感度を変える商品のオリジナルであるスプリントブースターをStudieに納入して頂いております。
特にブレーキパッドに関してはGLADさんの名をこの世に知らしめた逸品でありとあらゆる摩材を準備され特に輸入車を中心に幅広く展開されており、実はStudie ProduceのブレーキパッドもGLADさんにお願いし製作して頂いております。(他にも数社ありますが)
Very GLAD!
新しい車種が発売されるとまず先に開発に取りかかり、弊社デモカー等に装着しちょこちょこと効き具合やフィッティング、更には異音など我々からの煩い(笑)リクエストにも非常に迅速に確実に対処して下さる姿勢にいつも頭が下がります。
特に最近のBMWにはアルミ製のアームが多数使われており、これが純正のブレーキパッドでも鳴きやすい理由になっておりますが、そのあたりの対処もパッドの形状や摩材の開発で一車種一車種実に丁寧に開発されている素晴らしいメーカーさんなのです。HAMANNは派手だッ!
エアロパーツの造形もホイールのオフセット設定やフィンの建て方一つ取っても派手だ。
それゆえかどちらかと言うと西日本での人気が強く、一時期は東のSchnitzer に西のHAMANNと言われていた。
ところが近年より洗練されたHAMANN Designは5や7series等のシックなリムジンをも得意分野とし、X5&X6のSAVをも手中にし、ついには地域を越え我が日本でも全国区での人気を手中に収めることに成功した。
西からALLへ
そんなHAMANNも今のBMWのラインナップには少々慎重になっており、その名の如くエンペラーとして君臨するリチャードハーマン氏のお眼鏡にかなわないBMWにはいつまで立っても開発の着手が回ってこない。
それは彼らがBMW以外の車種にも手を拡げたからなのではないと思う。
おそらく純粋で子供の様にストレートなハーマン氏だからこそ好きでない車のイマジネーションが沸かないのだろう。
それでは彼に“NO”と言われたBMWは本当にNOなのだろうか?この答えを導くのにはかなりの時間を費やす。
ただ私見を述べさせて頂くと私はそうは思わない。BMWはPORSCHEでもFERRARIでも無いのだ。リチャードの求めるクルマ像がBMWの中に存在することを嬉しく思い、そうでないBMWも存在することに安堵を感じる自分がここにいる。今やBMW乗りで知らない人のいないほどのBIG NAMEになったAC SCHNITZERはコールオートモービルというドイツはアーヘンという都市にあるBMWディーラーが経営するTUNER BRANDだ。
BMWMOTORSPORTのWORKSTEAMであるTEAM SCHNITZERとは古くからの提携関係にあり、今でもハード面の開発は彼らに委託している。
LION KING
そんなAC SCHNITZERはALPINA社と異なりコンプリートカーの発売ではなくTUNINGPARTSの販売がメインとなっているのはご存じのとおりだが、一年に一台のペースで創る彼らのコンセプトカーの仕上がりは本当に凄い!
ある意味予算を度外視しAC SCHNITZERがAC SCHNITZERでる所以を形にするのだからたまらない。
TENSION,TOPSTER,GP3.10,PROFILE,CLS-IIS3 A.R.Tetc...
それらは間違いなく夢のクルマである。夢がぎっしり詰まったみんなに夢を見させることの出来るクルマである。そして、そんなクルマ達に少しでも触れられる環境にいることを心より嬉しく思う。彼らの製品のラインナップは我がBMW用だけでももの凄い種類になってきており、間違いなくそれが彼らの商業的な最大の勝因になっている。
しかしながらプラズマダイレクトプラズマグラウンド、プラズマブースターと次々とHIT商品を続ければ続けるほどその開発もすさまじい量に積み重なっており、誰も出来ないそれをやり続けている所にOKADAPROJECTSの強みと凄味が存在するのである。
新世代の定番ITEMッ!
凄味と言えば彼らのTUNINGMENUのほとんどにデメリットが見あたらない所も一貫していて大きな人気の要因と言えよう。
言うなれば旧い時代のTUNINGで言う所の排気量アップに似た効果があり、アクセルを踏み込めばPOWER&TORQUEに変わり、踏み込まなければECOに燃費が向上するのでいかようなリクエストのお客様にも御満足頂くことが出来ており、その結果お客様がお客様を呼び紹介が紹介を生み、また彼らの製品が世界中に拡がっていくのである。BMWはドイツのクルマです。
そのヨーロッパの匂いが好きで買われている方がほとんどなので、その雰囲気を生かし伸ばすためにもヨーロッパ製のWHEELやエアロパーツを装着されるユーザー様が大半です。そんな舶来思考のお客様達が唯一認めたJAPANESEWHEEL。それがADVANWHEELなのではないでしょうか。
うちがADVANのブランドパートナーだから言っているわけではなく、コニサー151CからF15の流れでスポーツエレガントを極め、力強いスポークが好きなユーザーにはT5とF7でマッシヴなBMWを演出しそしてADVANの真骨頂たるサーキット&ストリート向けに出したRSやRS-DそしてRZは特に1&3seriesユーザーのハートをわしづかみにした。
唯一無二
鬼才萩原修氏が生み出すデザインは世界でも最もハードルが高いと言われていたJapanese BMW Marketの壁を軽々と数年で超えてみせた。
しかし、その裏には人知れない努力が存在する。BMWマーケットを心底理解する為に自身もM3を購入し徹底的に走り廻り気に入らない所をModifyし続けた。
ファッションではない機能PARTSとしてのWHEEL造りを更に探求し専用WHEELを好むニーズに合わせ徹底的なオフセット管理をし、ベストマッチングをとことん追い求めた。
ほんの一片に過ぎないが、そんな努力の礎の上に現在の人気がある事も忘れてはならない。ちょっと思い切ってゲリラページを企画してみたっ!渦中の初音ミクSuper-GTレプリカにホンモノのSuper-GT Driverがヘルメットとレーシングスーツ着用で日曜真っ昼間の聖地(?)秋葉原のメイン通りを徘徊する。
さて、その時観衆のリアクションはいかにっ?!
と企画し実行してみたのだが結果は大騒ぎになる前にそそくさと撤収ゥ〜ってのが実情でした (^_^;
本誌で使われた写真はまだ騒がれる前の序盤のシーン。
Japanese Culture
この後どんどん携帯電話で写メモードな方が増えてきてあれよあれよと言う間にミクレプリカがファインダーからは見えなくなるほど観衆に囲まれてしまい全くこちらの撮影にはならずそれどころか益々人が増える一方なので「これはイカン!」とスイマセーン!スイマセーン!と大声を掛け交通整理を行い何とか脱出出来た。
多少なりともリスクのある撮影に「面白そぅ〜♪」と協力して下さった現役Super-GT Driverの田ケ原章蔵さんに心からSpecial Thanksッ!v(^_-)AC Schnitzerの日本のインポーターであるADVENTさんとはお互い創業以来のお付き合いとなる。
いや、正確に言うとADVENTの小林社長含めスタッフの皆様とはADVENTの前身である商社さんの時代からのお付き合いであり、その頃私自身は前職であるCOXに在籍しておったのでお互い前職以来のお付き合いとなり、その歴史は早いもので20年以上も前まで遡ることになる。
そのADVENTさんとStudie+TOKYO-で一緒にビジネスをする夢がかない、AC Schnitzer JAPANのショールームを創って頂いた。
Best Partner!
これにより今後益々日本仕様のPARTSの開発や日本のユーザー様のニーズや生の声をドイツ本国に送りことが出来、より日本の道路事情やマーケットに合った製品を開発して頂くことが可能になっていくであろう。
今回鎌倉のシンボルでもある江ノ島電鉄の路面電車と大きさ比べをしたX6 FalconはそのADVENTさん所有の日本に一台のコンプリートカーである。
巨大なX6のBODYがマッシブなオーバーフェンダーやフルバンパーで益々大きく見える所にアルピンホワイトのボディカラーがとどめを刺しているが、流石に江ノ電の大きさにはかなわなかった。内装をイジったことのある人であればDrive中、常に目の前にその変化がある喜びを知らない人はいないだろう。
そもそもクルマの室内というのは完璧なるMy Roomであり自分の好みの空間でなければいけないと思う。
いけないことはないか?(笑)
そうではなくて愛車の室内がより自分好みの空間に変わった時の喜びは悩みに悩んでいた足のセッティングが決まった時や、ようやく○本目のマフラーにしてイメージ通りのエクゾーストに出逢った喜びにもひけを取らない素晴らしいものである。
Just My Room
パネルやノブ、ペダル、マットにメーター類そしてシートやオーディオ等々Modifyするポイントは多岐に渡るがそれを一気に仕上げるのでなく、ちょこちょこ変えていく時間がこれまた楽しいものである。
またあえてパーツは変えず、その表皮だけ変更する様な張替えも非常にIndividual感が高くお薦めである!
Studieのデモカーは全て関西にあるNewingで施行されている。
小物一つからでも可能ですので気になる箇所があればいつでも御相談下さい。今回も創刊号からお世話になっている巨匠“村西一海”氏の作品がオンパレードとなっているStudieStyleだがdas Fotoで写真集スタイルになり、前作以上に気合いの入った撮影をして頂くことが出来た。
このページも氏の作品で移動中にふと見付けた面白い形の橋を見付けると、何の迷いもなくすぐさま「そこの脇のビルに入って!」と運転手に指示を出し、その時点では我々には想像もつかなかった“絵”がすでに氏の頭の中で完成していた様で、登ったビル(パーキングタワー)の最上階からの景色は「面白い形の橋」が見事にクルマを包む円状のオブジェと化していた。
Circle8
経験と感性がモノを言うのであろうが言葉が出ないほど見事で流石である。
そして今回の包まれ役はご存じStudie+KOBE-森井Z8!色んな雑誌に登場済みではあるが屋根をOPENにしての撮影は始めてのことであり、更にそれを真上から撮ろうというのであるから痛快であるッ!
が、しかしいざ撮影を始めると意外に橋が大きく、Z8をクローズアップすると橋が丸くならず橋全体を写せば車種の判定さえ難しく、それでは流石に意味が無い。ということで本誌内ではあぁいうカットになってますが、全体はこんな感じなのです (^_^)今回の本で更にBBSホイールの王者たる所以が明確に著されたのではなかろうか。
我々のデモカーであるStudie's Studieに常連様達の数珠の様なSpecial BMW群。そして、ニュルをひた奔る美しいRACINGCARに我らがSuper-GTミクZ4。
そのほとんどがBBS WHEELを装着しているのである。
KING of KINGS
もっとマニアな見方をすれば日本で全て製造されたBBSもあれば、素材だけ日本で鍛造されその後ドイツで削られた逸品もあり、そして勿論フルドイツ製の鋳造BBSホイールもレースフィールドで活躍している。(WTCCはレギュレーションで鍛造ホイールが禁じられている)
いずれにしろもの凄いシェアでやはり皆BBSなワケだが、その理由は何であろう?シンプルな解答で許されるならそれは“BMWだから”だと思う。
僕らが生まれるもっともっと前からBMWにはBBSであった。
BMWがBBSに注文をツケ、BBSはことごとく品質もデザインもその上の完成品で納め続けた。
その繰り返しで今があり、僕らはその恩恵を頂いているのであるから感謝の意をもってBBSを履こう!ハロゲンライトをキセノンに換装するLight Tuningが一段落した後に待っていたのは更なるLight Tuning Worldであった。
純正バルブはより青白であったり純白のモノに交換され、ウインカーやスモールはたまたナンバー灯やリバースランプ、更には室内のルームランプに至るまで徹底的に高輝度なLEDに換えられノーマルとは全く異なるテイストが主流となった。
Light! Right! Light!
しかしながらその裏には純正品と抵抗値を合わせなければいけなかったり、数々の複雑なエラーメッセージの網をくぐり抜け、かつ機能を生かさなければならず完璧にBMWそしてその車種専用のモノが必要となる。
旧店舗時代から最新車種が発売になる度に一緒に開発を行ってきたBREX社のライト製品を我々が推奨する理由はここの対処が最も的確で正確だからである。
勿論輝きの強さや白の押しなどは言うまでもなく一級品であるが、それだけで判断出来ない所が今のLight Tuningの面白い所でもある。この前にたった一台制作されたM5CSLが凄い!
M1のエンジンになるのか、それとも実は大逆転でF10M5用なのかは現時点では定かでありませんが5.5LV10(S85B55)あってこその4.4LV8(S65B44)でありE92M3GTSなのですッ!(難しいですかね?w)
ドイツでは発売直後に完売となったと聞いておりますが、我が日本の分とか取っておいて頂いているんですかね?(^_^;
GTSへの想い
でもE46M3CSLの時もそうでしたが2ペダルのみの設定なのは、ちょっと昔からの意固地な3ペダル派としては寂しい限りです。
だって、あんなに楽しいヒールアンドトゥや(自分の中では)ハンスシュタックはたまたスティーブソーパー並のシフトさばきなどを何故に機械&コンピューターに取られなきゃいかんのか?!
楽したいだけならスポーツカーなんか買わないし乗らないし忙しくて面倒くさいこと大好きでDrive大大大好きなんで、こんなに狭くてうるさくて乗り心地の悪いスポーツカー乗っているのでそこんとこM社にももう少し理解して欲しいかなっ!
でもGTSは素敵です。素敵すぎますッ・・・欲しいぃぃぃ〜ッwwwいよいよ始まった2009年のSuper-GTッ!
開幕戦は岡山国際サーキットでのSTARTとなったがいかんせん前年同様ストレートが伸びずドライバーの二人はご機嫌斜めッ(-_-#
車輌のバージョンアップはRound.3終了後と計画していたのでここは我慢我慢で何とかかんとか走らせるしかない。しかしながらドライバーのテクニック頼りにも限界があり、あえなく予選で撃沈。
またもや小学生の時に女の子のスカートめくって職員室に呼び出しをくらいトボトボと謝りに行った時の気分になりながら嘆願書を提出し受諾して頂く。
Round.1 OKAYAMA
翌日のフリー走行でタイムを出さないと本戦には出られないため、他のチームはセッティング出し等で和やかな雰囲気の中我々だけはドライバーの二人とも気合い充分で挑み難しい路面コンディションに悩まされながらも無事に基準Timeを通過し決勝進出が決まった!
その決勝はこれまた雨の難しいレースとなったが、ここは流石ベテランドライバーな二人が落ち着いたレース運びで一つ一つ順位を上げクラス15位で無事に完走することが出来た。
バージョンアップ前にしては上出来で幸先の良いSTARTとなったRound.1であった。MOTORSPORTという戦いの場でメカニックが鍛えられることはスピードや正確さだけではありません。
限られた時間、少ないツールさらにはただの平らな箱のPIT内で何が出来るか、何をすべきかに神経を集中させ思考と行動が同時進行する応用力が身につくことが非常に大きいと感じます。
Studie創業からのコンセプトである「部品を交換しなくても治せるモノは可能な限り交換せずに修復で治す」という今の時代に逆行する修理方法を更に伸ばすために、この応用力はとても強力な武器になります。
Studie WORKS!
それと、もう一つはクルマがいかに危ない乗り物でそのDRIVERの命をメカニックは預かっているんだ、という意識は様々なクラッシュや火災等を目の当たりにすることでやはり自然に身につくことが出来、これにより些細なミスが減り皆様の愛車を作業する時においても、非常に集中し丹精込めてクルマと向かい合うことが出来る様になります。
まだまだ上のステージを目指すためにもMOTORSPORTはとても大事な学びの場であり、戦いの場なのです。バージョンアップ前で、しかも満身創痍な状態での参戦に最も苦労するであろうと予想していたRound 3/FUJI。POWER不足とピーキーなシャーシという二つのデメリットを隠し続けることはもはやココFUJIでは不可能であった。
それでも両DRIVERの努力もありなんとか、ホントになんとかでも完走出来た事を非常に嬉しく思っておりますし、最後まで応援し続けて下さった皆様に心より感謝しております。
Round3 FUJI
開幕からこのFUJIまで、本当に言い出すとキリが無いほど色々ありましたが、本当にチーム一丸となって乗り切った2009年の前半戦でした。
さぁ、いよいよ次戦からは待望のバージョンアップですっ!
期待して下さい。楽しみにしていて下さい。と合う人会う人にお伝えし、実は当の本人が誰よりも参戦以来初めてとなる華々しいバージョンアップデビューである菅生戦を楽しみにしているのであった。
この時はまだその後の苦難の道のことなど誰一人として知るよしもなし・・・皆様に日々愛用頂いているのもbremboなら、うちのDEMOCARに装着されているBrakeもbremboです。そうなると当然Super-GT参戦車輌であるZ4ミク号もご覧のとおりのbremboですッ!
ストリート用との違いは細かい所ばかりですが、レース中に素早く交換出来る様に特殊な形状のピンになってたり何の変哲も無い様なアルマイトカラーは実はキャリパーの表面強度を高めるための工夫であったりシールやブーツが専用品だったりするだけで、あとは僕らのBMWにも皆さんのBMWにも装着されているbremboと一緒なんです。
KING of KING
更にミク号はBRAKEPADもBRAKEROTARもbrembo製を使用しています。
こちらはどちらもレース専用品で特殊な素材から造られているもので、もの凄く効きますがもの凄く高価で長持ちしません(笑)
この辺りは世界でもTOPレベルのツーリングカーレースなので致し方ない所ですがお財布にはイタタタタでございます。しかし肝心の性能はこれ以上無いほどの高性能で皆さんからも不満の声が聞こえないのと同様にドライバーからもBRAKEの不満は全くと言っていいほど上がってきません。
勿論レース用なのでブレーキ鳴きは凄いですけどねッ!(爆)ミク号の外板はBMWMOTORSPORTと日本の誇るCARBON AERO MAKERであるVARISとの合作であることは意外と知られていない。
セクション別に書くとサイドスカートとリアフェンダーそしてリアバンパーが前者のモノでボンネットとトランクゲートそして聳え立つリアウイングがVARIS製でフロントバンパーとフロントフェンダーは前者をベースにVARISがより強力なモノに手を加えた仕様となっている。
VRS POWER
勿論全てCARBON製で超軽量ながらシッカリとした造りになっておりファンならずとも涎垂の肌がミクデコレートによって覆い隠されているのである。
特にボンネットはエンジンの変更によりダクトの形状や位置をも変更しVARIS社の並々ならぬ気合いの入れようが判る。勿論このボンネットはそのまま皆様の乗っているE85/86にボルトオンで装着可能であるが市販車は4気筒か6気筒なのでやはりVARIS社から出ているカタログモデルのクーリングボンネットをお薦めしたい。
造りはこのSuper-GTのモノと全く同じ仕上げであるのだから。Studieのデモカーは全車ADVANを装着しています。勿論それにはSuper-GTに参戦しているミク号も例外ではありません。
理由はADVANタイヤが日本製だと言うこと(我々が使用する道は日本の道ですのでねっ!)とADVANの掴んだ路面は離さない!ってアツいアツ〜いブランドキャラクターに惹かれたからですッ!
そのADVANも最近は更に進化しPilotsportやP ZEROにも一歩を引けを取らないフラッグシップセグメントのADVANSPORTから、ADVANブランドなのに(笑)驚異的な静粛性とコンフォートを備えるADVAN dB(デシベル)、そして遂にNIPPONのハイグリップタイヤの枠を超え完成の域に達したADVAN NEOVA AD08、そしてそしてBMW SAVに履かなくて何に履くッ!と言い切っていいADVANS.Tに至るまで我がBMWラインナップをADVANブランドだけでフルカバード出来る世界でも類い稀な存在となりましたッ!
この進化って我々BMWのソレに似てませんか?
ADVAN-ism
クルマって色々なクルマがあります。でもって、その様々なクルマに合うタイヤも本当にたくさんのラインナップが必要です。その全てを一つのブランドでまかなえるBMWとADVANに最高の賛美を送り、誇りを持ってその看板を背負わせて頂きますッ( ̄- ̄)ゞ昨年までのBMW F-1での活躍からすっかり日本のBMWユーザーにも認知の広いPETRONAS(ペトロナス)社はマレーシアの国営石油会社である。
そのペトロナス社が昨年より本格的に日本のエンジンオイルマーケットに進出しSTNTIUMのブランド名で早くもSPORTMODELを筆頭に人気が高まっている。
SPECとしては当然最新の環境対策や基準を楽々とクリアーし、一般的な分類としてはプレミアムオイルに属されるが決して高過ぎない価格にも非常に好感が持て、現在Studie Groupでもすっかり一番人気のオイルとして定着している。
マレーの虎!
そのペトロナスが何故Super-GTミク号のバックビューの絵から飛び出してきたかと言うと、実はエンジンに過酷なことで有名なこのレースで実際に我々が使用していたエンジンオイルと普段ショールームで皆様に推奨し販売させて頂いているRacer X1(10W-60)というオイルは全く同じものなのであります。
これはどちらにとっても驚愕の事実であり、ペトロナス社の確固たる自信を感じずにはいられない。
まだ未体験な方は是非一度ご賞味あれ。
自信を持っていま現在一番旬でお薦めのエンジンオイルですから。Super-GTミクZ4のエキゾーストは全てARQRAY藤壺総帥にお任せしている。
Studieの車輌であるのでRACINGCARと言えどもStudie'sS
tudieのデモカー同様当然なチョイスであろう。
そのやりとりの中で素材やレイアウトこそかわれ、クルマとのスタンスが市販車のマフラーを製作する時と何ら変わらないことに驚かされた。
変わらない姿勢
藤壺社長からすれば市販車で何十万台、レーシングカーでも何百台と製作してきた経験から独自の立ち位置を生み出しているのであろうがEngine担当のEngineerと幾つかやり取りを話しただけでパイプ径やプライマリーの長さ等が瞬時に生み出されるサマは、BMWで新しい新型市販車が生まれそれを購入しどこよりも早くARQRAY FACTORYに持ち込んだ時のいつものやり取りと何ら変わらないのである。
藤壺社長にとっては至極当然であり、我々にとっては驚愕の事実であり世界中から“匠”と呼ばれる理由の一片を垣間見た気がしたのである。非常に強く印象に残ったRound6 SUZUKA戦。
長丁場の為サードDRIVERとして初登場となった番場琢がノックダウン方式の予選でライトオンから素晴らしいパフォーマンスを魅せS1を11位で突破!次のS2でも一時6位を走行し過去最高の盛り上がりを見せたが結果12位でS3へは届かなかった。
ここにきてようやくENGINE換装そしてリアサスペンションの大改造がタイムに繋がっていることを確信し否が応にもTEAMのモチベーションは高まり、誰もが初の入賞を期待していた。
そんな中迎えた決勝RACEであったが一時はシングルの9位を走行する所まで追い上げたのだが突然アクセルワイヤーが切れ痛恨のリタイアとなってしまった。
ノーポイントではあったが参戦以来初めて他車と遜色無い速さで走行出来ることを実証出来たのは外にも、そして自分達にも非常に大きなアッピールとなり次戦への期待が自然と高まっていくのであった。
Round6 SUZUKA2009年9月13日 Super GT Round.7 FUJI。
正直全ての照準をこのRACEにあわせてここまでやってきたと言っても過言ではない。
今のミク号にとって間違いなく最も武器であるSPEEDを生かせる場であり、そのポテンシャルを発揮出来るサーキットがここ我らがHOMEコースであるFUJISPEEDWAYなのだ。
敗因
当然応援にきてくれる方々の数もずば抜けて多く、いやがおうにもそのテンションは上がり皆の期待をいつになく強く感じ慣れぬプレッシャーすら感じていた。
そんな雰囲気の中初日のフリー走行が始まりさぁこれからと言う時にエースドライバーである菊地靖がまさかのクラッシュ!予選を3時間後に控え前後バンパーにリアウイング、そしてフロントサスペンションを傷め思わず天を仰いだ。
メカニックの懸命の作業が実り何とか予選をギリギリのタイムで通過することは出来たがさきほどまでの高揚感は消え去り、暗く重苦しい雰囲気がのしかかっていた。
そして、一夜開け迎えた決勝START前のフリー走行でエンジンから異音が発生しバルブ破損を確認し大一番になるはずであった我々のFUJI戦は幕を閉じた。
そして、このレースの結果がその後のレース撤退への道に大きく方向転換してしまう起因となってしまったのである。前戦のFUJIで心身共に大打撃を受けた我がTEAMにとって挽回のチャンスはここオートポリスと最終戦の茂木しか残っていなかった。
しかし、実はこのオートポリス戦は度重なるバージョンアップでかなりオーバーコストになっていたために本当はキャンセルしたかった一戦だったのだが来期のことを考えるとそんなことは言っていられない現状になってしまい、星名代表は苦渋の思いで参戦と言うカードを引かざるを得なかった。
ある男の意地っ!
Driverも番場琢を正式にエースドライバーとして迎え、なりふり構わず気合い充分で挑んだ予選は過去最高位の11位ッ!SuperLapには一歩届かなかったが俄然皆の士気が高まった。
そして迎えた決勝ではまさにTEAM一丸となったRACEを戦い最終的に10位でGOALし、遂に待望のDRIVERSPOINTをGETしここで初めてミク号がGTCARとして認められ、我らがTEAMもファンの方以外の人々に遂に認められることが出来た。
そして、このPOINTがミクZ4にとっても最初で最後のPOINTとなることは、この時点で誰も予想していなかった。2009年11月8日。
栃木県はツインリンクもてぎサーキットでミクZ4の戦いは終わった。
レース終了後たくさんの個人スポンサーのみんながピット裏に集まってくれ、その場で情けない一年のお詫びをした。
ところがスポンサーの皆さんは暖かい拍手とアツイ言葉で声援を頂き「来年も頑張ろー!」と逆に気合いを入れられて、ふとその場で「あぁ、この人達に支えられて今年一年頑張れたんだなぁ」と想うと目頭が熱くなり思わず空を見上げた。
無終の美
その後のゴタゴタでこのTEAM自体のプロジェクトすら消滅してしまいそうになった時
「絶対にこの人達を感動で泣かせるまでこの火を消してはいけない!」
とBMW以外の車種という選択を用いてまでこのTEAMの活動に継続してご協力したのはこの時があったからかもしれない。しかし、BMWでの復活は勿論諦めていない。いや必ず実現させるっ!
その為の今年の活動であり、それは私にとって必須な勉強(Studie)なのである。旧東ドイツ領最大のBMWディーラーであるSCHUBERTMOTORSがBMWMOTORSPORT社より開発を委託されたE86Z4 M Coupe VLNはその名のとおりFIA車輌の様な世界戦略車ではなくニュルブルクリンクでの草レース(あえてこう呼びます)のためだけに開発された少し特殊な車輌です。
この前にSCHUBERTMOTORSが同じくE87/120dieselの開発を委託された時は最大の大一番であるNÜRBURGRING24時間レースで総合5位という参戦クラスからすればとんでも無い大成功を収めてこその結果を受けてのZ4だっただけに周囲の期待は大きかったが正直ここまでは結果が出せていなかった。
E86Z4 M Coupe VLN
そして、次なるE89Z4ベースのFIA GT3車輌の開発をも委託されたSCHUBERTにとって本年のNÜRBURGRING24時間レースは非常に力が入るものとなるだろう。
何故なら熟成の進んだE86Z4 M Coupeにとっては今年は最大のチャンスであり、今年結果を出せないと来年以降の注目度は下がり同時にSCHUBERT自体の見られ方にも何らかの影響が出るであろう。
更に今やヨーロッパ中が力を入れるGT3クラスでは絶対に新車のE89Z4で負けるわけにはいかないし、TEAM SCHNITZERのM3GT2にもPORSCHEのRSRとGT3Rの関係を見ればやはり負けるわけにはいかないのだ。もはやBMWセミワークスのポジションを確固たるものとしたSCHUBERTMOTORSが得意とするこのE90/320d-WIDEBODYはWTCCと同じBODYの様に見えて実は全く違うモノなのである。
彼らがNürBURGRING専用に地元のBMWMOTORSPORTもよく使っているGOEKEというCARBON成形を得意とする会社と手を組み新たに製作したBODYPANELでよく見ると、特にリアのフェンダー廻りやバンパーの造形がWTCCCARとは異なる。
JUST NürBURGRING!
これを開発した理由についてはよりプライベーターが参戦しやすい体勢を作りたかったこと(WTCCBODYの1/3ほどの値段)とチームのマネージャーであるStefanは言うがBMWMOTORSPORTとあんなに近い関係にありながら見方によってはCOPY品と思われても仕方の無いデザインのモノを作ってしまい、それが許されているのが面白いなぁと思う。
そして何を隠そう神戸店のシンボルになりつつあるKENTA号のWIDEBODYもこのSCHUBERT品をベースにLci LOOKに加工した一品物であり、少なからずその恩恵を受けているのである。BMWセミワークスとして自他共に認めるポジションを完璧に確立したSCHUBERTMOTORSがFIA/GT3車輌(E89Z4GT3)と共に力を入れて開発を請け負っているのがこのE92M3GT4(FIA)だ。
人気のGT3レギュレーションよりも更に安価に安全にエントリー出来るとあってヨーロッパでジワジワと人気が上がり、参加台数も年々増加している。
FIA GT4
現在エントリーしている車輌リストはアストンマーチン、コルベット、ムスタング、ジネッタ、ロータス、マセラッティ、オペル、ドンカーブート、ポルシェそしてニッサンの350Zと実に多岐に渡る。
RACEは一日で2ROUNDを年間6度(計12ROUND制)で行われ、開催されるサーキット名を聞くとシルバーストーンにスパフランコシャルにポールリカール、ニュルブルクリンクにポルトガルのアルガルヴェそしてフランスのマニクールとヨーロピアンサーキットの名門ばかりで出場できるお金さえあれば是非にとも参加したくなるレースとなっている。
ご商売が上手くいったり宝くじで大当たりなどしたら是非御検討下さい!
いつでもお手伝い致しますので。BMWMOTORSPORT社が現行ラインナップする
RACINGCARは4種類。
NürBURGRING24時間での大活躍が記憶に新しい
FIA GT2カテゴリーのE92M3GT2。
その下のクラスとなるE89 Z4 GT3。
そして最もエンリーしやすいクラスとして今ヨーロッパでも人気急上昇中のGT4クラスのE92M3GT4。
Customer Racing.
最後にS2000レギュレーションモデルとしてWTCCや世界中のTOURINGCARRACEで活躍中のE90/320siの4種類だ。
この中でも注目は中二つの車種であるZ4GT3とM3GT4で、この二車種なら充分にアマチュアドライバーでもDRIVEが可能であるし、キチンとした場を選べば(今はまだ言えないw)非常にスマートで楽しいMOTORSPORT LIFEを送ることが出来るであろう。
Studieとしてもこの先この辺りのメンテナンス及びマネージメントを展開予定である。
是非期待して頂き、やっぱりBMW!を満喫しましょう。今年は仙台店熊谷が、昨年は神戸店原田店長、一昨年は横浜店猪俣がNürburgring取材に同行した。
勿論私(鈴木)は重病だが他のSTAFFも一度でもニュルに行くと必ず何かに取り憑かれた様にNürburgringの病に冒される。
ふと気がつけばいつもあの森の雰囲気やコースの絵が頭によぎり、PCの壁紙や携帯のソレ等もニュル一色となる。
ニュル病
私はまだ未経験ですがルマンにも同じ様な症候群が存在する様で共通することと言えばやはり森の中を走るということになるので、やはり森の妖精(ならいいが要は霊の様なもの)が憑依してしまうのだろうか?
そんな話をドイツ人のやはりニュルにハマっている人に聞いてみたところ皆同じ様な状況らしく、24時間レースだけでなくVLNのシリーズに参戦している人などはほとんど発症しているとのこと。
我々などはそうは言ってもお金と時間の関係からそんなにちょこちょこは行かれないが、いつでも行けてしまう環境の人がこの病に冒されたら、それこそ仕事も手につかないハメになりそう?!
イイのか悪いのかはその人次第だが、やはり羨ましいとしか思えない私は重病なのであろうか?SCHUBERTMOTORSの準ACE格である
Hürtgen Claudiaには今年こそと言う夢があった。
2008年には2009年と同じZ4M Coupe VLNを駆って参戦し、ことごとくMANTHEY PORSCHEを追い続け一時は二位まで順位を上げた。
そのマシンが更に今年は信頼性とポテンシャルを向上させ、同じTEAM同じMEMBERでのRACEとなればポディウムの真ん中を夢見ない者はいないであろう。
クラウディアの涙
しかしながら、その夢はSTARTから6時間後のノルドシュライフェでマーシャルの「FIRE!」の声と共に途絶えてしまった。なかなかクルマから降りず何とかしてでもPITまで帰りRACEに復帰したい気持ちで一杯だったのであろうが、いかんせん長すぎる道のりを戻れる状態ではなくTEAMから無線でRETIREを宣言された瞬間彼女の目から涙が溢れ出た。ニュルブルクリンク24時間レースの第二回〜四回の覇者であるALPINAが遂にこの舞台に戻ってきた。
しかも最新最鋭のALPINA B6 GT3を自ら開発し王者らしく威風堂々に戻ってきたのである。
伝統のALPINA GREENに身を纏ったその姿を見て何だかとても懐かしい匂いがした。
The King be Back!
TUNERがTUNERとは何ぞやの方向性を見失いかけている今、70〜80年代にALPINA、SCHNITZER、
HARTGE、HAMANN、Matthes、Mk motorsport等がサーキットを舞台に自らの技術力をアッピールするためにガチンコで戦っていた時代に何か彼らの復権のHINTがある気がした。
今回は総合27位と106位に終わったがまだまだ熟成の余地があるこのマシンには期待が膨らむ所であったが(後日見事にVLN耐久レースでは優勝を飾った)その後残念ながらこのPROJECTは一年足らずで終焉を迎えてしまう。
理由としては言うまでもなくALPINAと言えどもこの大不況にのみこまれた形となったのだろうが、TEAMを売却した先がこのカラーリングのまま継続して参戦していくことになったのは朗報と言ってよいだろう。オートバイ業界で王道を創り上げたAKRAPOVIC(アクラポビッチ)が四輪に乗り込んできて、まだほんの数年しか経っていないがアフターだけに止まらず自動車メーカー(特にスポーツカー)からの標準装着マフラー採用であったり、ビッグネームばかりのモータースポーツ車輌への装着であったりと本当に話題にはことかかない。
Titanium Master !
一般的に軽量で高性能ではあっても耐久性(特に接合部)に問題があると言われ続けたTitaniumマフラーであるが、それを独自の技術で補い見事に自動車メーカーの耐久テストにさえ軽くパスし、その後のスーパースポーツのマフラーがほとんどTitanium製に変わっていったのは彼らの功績であると断言していいだろう。
しかしながら自動車メーカー達が最初の数車種だけAKRAPOVICを採用して、それ以降は独自にTitaniumマフラーの開発を行いAKRAPOVIC製では無いモノをOEMに採用しているのを目の当たりにすると何だか複雑な気分になるのも正直な所だがより趣味性の強い二輪業界で勝ち残った彼らのことだから、きっとまだまだ自動車メーカーも含め我々にサプライズを提供してくるであろう。
特に彼らの十八番であるカーボンサイレンサー+Titaniumがどう四輪に導入されるのかは要注目だッ!StudieStyle2でもご紹介したとおり実はこのRACEの面白さの一つに現行車だけでなく旧型や旧々型のBMWがたくさん出走していて、そして皆異様に速いのが見ていてとても楽しく爽快なのであるっ!
旧型いやいや旧々型車が速いんですっ!
例えば3seriesで話をするとSCHUBERTやBLACKFALCONらが最新のE90でノーマルクラスやら改造クラスで大暴れしているすぐ後ろでE46やE36のWTCCやBTCCなどから流れてきた生粋のレーシングカーからノーマルからモディファイされた改造車、更にはノーマルクラスのそれ達がバンバンに現行車を煽りまくっているのである。
かと思えば最新のV8を積んであったり現役当時のDTMのまんまの姿で、これまた異様な速度で周回するE30M3なども複数台ありMANIAならずとも鳥肌が立ちまくり一瞬にしてこのレースの沼にハマっていくのである。
そうそう残念ながら出走ならなかったがイギリスのBONKMOTORSPORTという名門TEAMは本気で今年M1で参戦しようとしていた。
前座のYOUNGTIMERTROPHYではなくあろうことか本戦の24時間レースにであるっ!
ドイツ人も凄いがMOTORSPORTにかける気合いとユニークさはやはりイギリス人には勝てないかもしれない。ここ数年KWの装着率が上がってきているとは言え、まだまだ歴史含め考えるとNÜRアシと言えばBILSTEINなのです。
メインゲートの脇にある大型の看板もそうですし、所々でこのBILSTEINマークが目に入りレーシングカー、ストリートカー共に装着率はかなりのシェアになります。
(走行チケットにもマークが入ってます)
BRAND of NÜRBURGRING
BILSTEINと言えばパーペンブルグにあるATPがテストコースとしては有名ですが、今でも特にスポーツモデル用のサスペンションはここNÜRBURGRINGで開発されており、その為のテストチームのメンバーはそのまま24時間レースのドライバーでありエンジニアであったりもしますのでそのレベルの高さが製品の品質そして人気に繋がっていると言って過言ではないでしょう。
最近ではM3のElectric DumperやPORSCHEのPASM等にも対応し室内から減衰調整可能なライドコントロールまで商品群を拡げ、電子制御も得意な所を見せているBILSTEINですから今後益々の活躍を期待しましょう!WTCCにDTM、Superstar V8にFIA GT等々世界中のツーリングカーレースで活躍する彼らにとってもニュルブルクリンク24時間レースは特別な存在だ。
最もカスタマーの参加台数が多いレースだと言うこともあるし(100台近い!)レーシングカーだけでなく市販車をベースに製作された車輛が多い点もストリートに最もフィードバックしやすいレース(コースも含めて)ということも理由の一つだ。それにしても忙しい。全く休む間も無いほど次々に様々なチームからショックアブソーバーやロッドがサポートバンに持ち込まれ、その一つ一つに感心するほど丁寧にきめ細やかに対応している姿は言葉が判らなくても一目で判る。
The Power of KW Man.
以前KWのショックを採用しているチームに「なぜKWを使用しているのか?」と質問した際に「サポートが完璧だ!」という答えが多かったのをこの時思い出した。
勿論、それだけでは無いのだろうが大事なことだ。レースでもストリートでもサスペンションという性格を考えるとサポート無くしては頼りなく使えたものではない。毎年毎年装着車の台数がうなぎ登りなのもうなずける。モータースポーツは彼らにとってももう立派なビジネスなのだ。
ちなみに画像をクリックすると拡大される画像は、神戸店店長の原田がニュル24時間レースのKWブースにご挨拶にあがったときのもの。
左にはKW社のKlaus Wohlfarth (managing director)さんと、右にOliver Scherbaum (Export Sales Manager)氏に歓迎して頂いた。BMWMOTORSPORTがデリバリーしている生粋のレーシングカーを要するTEAMを10としたら40とか50の自ら製作したBMWベースのレーシングカーで参戦しているTEAMがある。
彼らは自らのアイデアでパッケージを決め他の車種からエンジンやミッションを移植し、無いパーツはカーボン工場やそれぞれのパーツメーカーにワンオフでの製作を依頼し世界に一台だけのレーシングカーを造り上げるのだ。
寛容、それとも?
E30M3のDTMマシンにS65のエンジンを換装したり、E46のWTCC(BTCC)マシンにCSLのエンジン+ミッションをそのまま移植しクラス内の表彰台に上がったTEAMもあった。
かと思えばエンジンミッション等はノーマルのE92M3のままでサスペンションやシャーシ廻りだけレース用にTUNINGし相澤ピンクM3でも愛用しているエアロパーツを纏うクルマも実は人気パッケージらしく数台あった。
勿論非常にプライベートらしい雰囲気が最高で、これがニュル24時間レースの“草”らしさをより濃いモノにしてくれているのだが面白いなぁと思うのは本家であるBMWMOTORSPORTがこれらのTEAMの活動さえも我々の一部と自身のHOMEPAGEで紹介している点だ。寛容なのか、それとも他に意図があるのか?
いずれにしろ嬉しい扱いであり、うちもいつかはとまた一つ夢増える事柄でもある。ALMS参戦発表より逢いたくて日々恋い焦がれていたE92M3GT2にとうとうここ岡山国際サーキットで対面する夢がかなった。
実車は写真やWEBで見た姿よりも幅広く、より低いクラウチングスタイルが強烈な印象であった。
エクゾーストノートはV8独特の低く野太いSOUNDでS65B40搭載のZ4ミク号にも少し似た音であったが更に滑らかで排圧の強そうな音質はより強靱なEngineを主張している様であった。
初対面
BMW RAHAL LETTERMAN RACING TEAMから参戦しているこのAMERICAN LE MANS SERIESだが初年度はクラス4位で二年目となる今年はここまでクラス2位と健闘している。
ニュルでの総合優勝もあるのでこの勢いに乗って後半に期待したい所だがTOPのFlying PORSCHEには5ポイント差で三位のFerrariにも5ポイント差まで追い込まれているのでまだまだ勝負の行方は判らないようだ。
頑張れっBMW RAHAL LETTERMAN RACING!BMW RAHAL LETTERMAN RACING TEAMはAmerican Le Mans SeriesでE92M3GT2を、そしてBMWを勝利に導く為に戦っているアメリカのRACINGTEAMである。
そして、その中にドイツからBMWMOTORSPORT社のエンジニアが数人(おおよそ4〜5人)加わり、エンジンやブレーキのマッピングやセッティングを担当している。(ここだけは外部に触らせない。)
そして、このアメリカとドイツの混合TEAMによく知った顔の日本人が4人加わっていた。
日独米混合TEAM
WHEEL担当のRAYSさんと、BRAKEPAD担当のプロジェクトミューさんである。
彼らも開幕からこのPROJECTに加わりRACEだけでなくTESTも全て同行しているそうで、大変だが非常に充実した時間を過ごしていると嬉しそうに語ってくれた。
たしか一番最初のTESTの時にはBBSのWHEELにPAGIDかFERODOのBRAKEPADを使っていた様に記憶しているので我がMADE IN JAPANの製品が世界の強豪を相手に勝ち取ってくれた正ポジションの座は我々にとっても誇らしい限りだ。岐阜から発信する100%JAPAN MADEのオイルメーカーがNEWEST(ニューエスト)だ。
小手先の調味料で味付けされたオイルではなく、あくまでベースオイルの良さにこだわった製品造りはBMWのアプロゥーバルであるLL04規格を4種8グレードも取得している所に垣間見れる。
すべてはエンジンを守るために
またEUROMIXと銘打った向上剤をエステルに絡め燃焼室内の密閉性を高めたことによりエンジンパワー・トルク・レスポンスが上がることは勿論だが、率先して「チーム・マイナス6%」を謳うとおりBMWの推奨する耐久以上のロングライフを達成しているのは今後注目されていくPOINTとなるであろう。
弊社DEMOCARにも早速フラッグシップモデルであるFULLSYNTHETIC COMPLEX-ESTER 10W-50を注入させて頂いたが、まるで違うENGINEに載せ替えたかと疑うほどアイドリング時のノイズは静かになり、するすると発進すると排気量が数百CC上がったかの様な滑らかな加速がとても印象的であった。E60M5の生産が終了した。
個人的には過去のMそしてBMWの中でも三本の指に入る名車ではなかったかと思う。
上品で豪華で快適なリムジンがひとたび鞭を入れれば大排気量のV10とは思えない鋭さで加速し、その感動は8,000rpmを超えても終わることがない。
リミッターをカットするだけで320km/hを指すパフォーマンスにもあきれるが当然の様に旋回能力はBMWの血筋に漏れず、タイヤとアシさえ決まればどんなSuperSportにも遅れることはない。
オリエンタルエクスプレス
次期M5がV8+Turboになることが決まったいま(エミッションの問題で致し方ないが)今後このE60M5というクルマそしてS65B50という数珠の塊が語り継がれることが間違いないだろうし、唯一の願いは幻のM5CSLに搭載された5.5リッターV10(S65B55)が新しいフラッグシップにどういう形であれ(With Motor)引き継がれることにより、更にこのE60M5という名車が永遠に光り輝かれることに期待したいと思う。黒が流行っている。
クルマに限らず様々な業界で確実に流行っている。
COLORという観点で考えた場合黒は非常に独特で、人によっては色でないと主張する。にも関わらず永遠のスタンダードであり続ける黒の魅力とは何なのだろう?
闇。宇宙。深海。神秘。静寂。無光。フォーマル。
100年に一度と言われる今回の大恐慌が生んだ流行なのかと思うと少々ネガティブな印象に映るが、そうではなくポジティブに時代を反映した流れに捉えていくと黒いBODYはこれ以上ないほど引き締まった印象になりシャープで鋭いBMWとなる。
細かいパーツの造詣などは決して見やすくはないが全体のアウトラインと何よりプレスラインに映る陰影の美しさはそれだけで黒を選ぶ理由になるほど強烈で独特なものだ。
ビッグサイズのBMWであれば一回りコンパクトな印象を与え、スモールBMWであればワンランク上のグレード感を演出出来る黒を纏う快感は一度覚えるとやみつきになる。
BLACK BMW海と街が融合した都市と言うと我がYOKOHAMAにも通じる所があるが、KOBEの場合そこに山並みまで加わるので恐れ入る。
StudieStyleの撮影で神戸の様々な場所を動き廻ってみて更にこの街の色々な表情を見ることが出来た。
スペインの旧い街並みを彷彿とさせる交差点に最新のBBSを装着した最新のM3を置いてみると、もはやそこは日本にあらず。唯一日本語表記の“消火栓”の看板とのミスマッチが最高にユニークでコケティッシュなワンショットとなった。
Beautiful Town KOBE
その後旧居留地まで移動すると街の至る所がフォトポイントとなり、なかなか工程通りに撮影が進まず嬉しい悲鳴があがる。
大自然とのコラボも絵になるが、やはりこうした旧くからのヨーロピアンスタイルの建築物との絡みはBMWの真骨頂だ。柱から入る光線と複雑に見えて実は非常にシンプルなプレスラインが交錯する時に一瞬時は止まり、シャッター音だけが街にこだまする。もはやBMW TUNINGのINTAKE部門ではStudie Groupの中でも販売賞・技術賞・アイデア賞・人気賞と新人賞以外の部門をもう何年も総なめにしているグループM社のRAMAIR SYSTEM。
最新のモデルから往年の定番車種まで相変わらずの人気ぶりで不景気をものともしない強靭なITEMの一つである。
KING OF INTAKE
シャーシダイナモなどで簡単に計測出来るピークパワーのアップは当然であるが、中間トルクやピックアップも向上するのはサーキットでのタイムアップの実績を見れば一目瞭然でありこれがいつまでも定番アイテムであり続けられる所以であろう。
更に最近ではSUPER CLEANERと銘打ったフィルターをインテークダクトで囲い熱による影響を最少限に抑制し、その上で吸入効率を高め流速を速めた最新作もリーズナブルな金額も相まって人気急上昇中であり、まだまだ彼らを撃破するのは至難の業である。もはや旧型となってしまったがE85のZ4 Mロードスターは初代Z3 Mロードスターから継承されたリアルハイパフォーマンスオープンスポーツカーである。
SMGやDSG等の設定はなく、あえて6速マニュアルミッションにこだわっているスタイルはよりこのクルマのキャラクターをハッキリと映し出しており、Driving Pleasureのみをクルマ選びのものさしとする硬派なDriverのみを選ぶのだが、あえてそこでM Coupeを選ばずオープンカーであるM Roadsterを選ぶ“粋”がここでのPOINTとなる。
勿論こんなに不便なスポーツカーを選ぶほどの方だからクルマキチガイでDriving Crazyなのは間違いない。しかし、そこには僅かな“余裕”があり飛ばしていても目の釣り上げ方が少し違うのだ。ワインディングがメインでたまにはサーキット走行もこなす。
しかしながら特にタイムにはこだわらずタイヤも普段履きのスポーツラジアルだ。
自らの運転技術向上や愛車との距離を詰めることには至極興味があるが、他人とのバトルやタイム等には一切興味を持たない。
そんな“粋”な大人が数多くこのクルマを選択されていることは非常に興味深い。
Z4 M Roadster明け方のBeachで一晩中、道と言う道を走りきった二台のBMWが羽を休めている。
片やFIA GT4 BODYで身を纏った恐らく日本唯一のZ4 M Coupe。そして、もう一台はM以上にBMW直系として生まれたBMWPERFORMANCEの325だ。
この二台の背景に廻った海は湘南と違い生まれたままの姿でその大海原を雄大に、それでいて物静かに存在しており、この情緒深い景観がより一層このスパルタンなBMWの温度をリアルに、そして神々しく映し出している。
仙台店らしさ
巨匠村西一海が創造した数々の今回の作品の中でも、この一枚は非常に印象的だ。
自然とBMWという組合せだとやはりワインディングロードやNÜRBURGRINGに代表される様なクローズドな山々との絡みがほとんどだが、この絵はそれに非常に酷似した自然と人工物であるクルマのコンビネーションを海によって表現している。どうだろう?次回のStudie Photo Contestの大きなHINTになったでしょうか?
海とBMW。
そこには海でしか生まれない独特のBMWの姿がある。Studieでシートを御交換されているお客様でRECAROのシェアってどの位だと思われますか?
OMPやSPARCO,BRIDE等のブランドを抑えその比率は驚愕の97%です。
BMW=RECARO
この縮図はBBSやbrembo以上に根強いイメージが定着しておりまして、この牙城が崩れることは今の所無いと断言出来ると思います。
97%
私も昔から愛用させて頂いてますが最近腰痛になり更にRECAROの有り難さを言葉のとおり身をもって痛感しています。純正シートではかなり辛い長時間Driveなどはまさに雲泥の差で、RACAROなら神戸までのDriveも全く苦ではありません。
悩まれているお客様いらっしゃいましたら是非一度弊社デモカーに座って運転してみて下さい。
きっとその意味が判って下さると思います。
そのRECAROの中でも人気があるのはSP-JC、SR7、SPORTSTERそしてモータースポーツシェル(フルバケットシート)のSP-GT2に人気が集中しておりましてやはりSPORTモデルが多く、コンフォートモデルにもう少し需要が拡がれば更に装着率が上がっていくことでしょう。
Xシリーズや5シリーズ以上のリムジンにSTYLE-JCなどは非常に個人的に好きな組合せですッ!BMW専門と謳いながらも他車種の作業をホイホイ受けている節操のない店が多い中、大阪に弊社同様頑としてBMW一筋を守っている店がある。
ALLZU Motorenbau(アルツモトーレンバウ)
創業17年とStudieより二年先輩であり創業者である野口社長とは15年来の付き合いをさせて頂いている。
出会った頃はBMW専門を更に絞った“M3専門店”として活躍されていたALUZUさんだったが、その後ビジネス拡張に伴い現在のスタイルに至っている。
15年来の戦友
ご存じ無い方もいらっしゃるだろうが、あの大人気メーカー「END C.C」はここALUZUさんのハウスブランドでありBMW好きなスタッフらが常に現場であるSHOPでお客様達らと「こんなモノが欲しい!」を話合い、それをEND C.CのPARTSとして具現化しているのだ。最近ではワイドルームミラーの大ヒットが新しい。
そんなALLZUさんを引っ張る野口社長はとにかくバイタリティ溢れるお人柄で廻りをグイグイ引っ張っていくタイプ。お店で、イベント会場で、そしてサーキットでと所構わず廻りのスタッフやお客様はたまた業界のメーカーさんや他のSHOPの人まで野口渦(笑)に巻き込んで前を見て、上を見て突き進んでいくサマは見ていても巻き込まれても非常に気持ちの良いものでいつも勉強になる。
きっと今もどこかで次の一手を企んでいることだろう(^_^)早いもので3Dデザイン設立からは12年の月日が流れている。初代の創設者は何を隠そう弊社取締役の相澤康弘であることは今となってはあまり知られていない。
まだ3Dだけで食べていかれない頃、Studieで働きながら様々な開発をしたりまさにユーザーの生の声を聞いて新製品のHINTに役立てていたりしたのだがStudieの急成長の波に見事にのまれ(笑)2004年より中島社長率いる現在の体制に引き継がれ日本一と言っても過言でないBMW TUNERに成長してくれたのであった。
Japanese BMW Tuner
さて、彼らの最新作に遂にエキゾーストシステムが加わった。
彼ららしく世界中どこを見渡しても見当たらない純正のコントロールバルブシステムを生かした製品で、非常に合理的にトルクとパワーを両立させ、かつMade in JapanにこだわったゆえARQRAYにて生産されるというアドバンテージまで付いてくると言うのだからマニアはたまらない。
そして、これにて3Dのラインナップはエアロ/ホイール/サスペンション/エンジンTUNING/エキゾーストシステム/ペダル,ノブ類となりあとはパッケージングに個性を盛り込めれば遂に彼らのコンプリートカーがお目見えする日もすぐそこまで来ているのである。期待しよう!今取材時は7回目であったが実はすでに8回目の開催も終了しており悪天候の中またしても熱い!アツイBMWファンに囲まれて北陸最大のBMWイベント“こら〜れ”は無事に閉幕した。
毎年出来るだけアシを運ばさせて頂いておるのですが、勿論このイベント開催に我がStudieグループの一店であるKidnie GmbHの存在抜きにしては語れない。
彼らとこら〜れのスタッフ達とのアツイ絆が無ければ北陸でのBMW熱もここまでは上がれなかったであろう。
こらーれとKidnieが続く限り
関東に比べれば何十分の一という小さいマーケット。
冬は厳しい雪の試練が待ち受けており、決して我がBMWが好まれやすい環境では無いこの地で毎年これだけの人が集まり皆が笑顔で楽しんでいる姿を見ると本当にお互いの信頼関係を築いた専門店とBMWマニアのマンPOWERの素晴らしさに感動しており、微力ながら何かお役に立ちたい、その輪に入りたいと心より願ってしまう自分がいる。
自宅の庭を改築した日本で最も小さいBMW専門店Kidnieには本当に有難いアツイMANIAが集っており、そのPOWERは他人を幸せにし北陸のBMW熱を永遠のものとしている。VIVA Kidnie!VIVA こら〜れっ!今年の9月に実に11回目の開催となる東北最大のBMWイベントがMICHINOKUオフミだ。
参加者のほとんどはリピーターで、そのほとんどの方が口を揃えてMICHINOKUオフミの雰囲気が好き!と言う。
他のイベントと比較してまず非常に面白いのがイベント前日の夕方からじょじょに盛り上がっていく前夜祭がありそれに参加する人の為にイベント会場に隣接するHOTELを丸々一棟貸し切りその建物の中全てが前夜祭会場となってしまう点だろう。(貸し切りなのでそれ以外のお客様に迷惑を掛けることはない)
Country Roads♪
勿論、車種ごとであったり地域ごとであったり、おのおののCLUBごとに好きなBMWの話題で深夜どころか朝まで話は尽きず、結局前夜祭組のほとんどが寝不足そして二日酔いで本祭を迎えるのである。
そして東北中のみならず関東、東海、関西から集まったBMW好きの祭典はDEEP主宰による巧みでアットホームな数々の企画で彩られ老若男女誰一人として退屈することを許さず、笑いと興奮の渦の中気が付くと参加者全員がすっかりMICHINOKU色に染め上げられており、腹八分で閉会される絶妙さに釣られついつい来年も来てしまうという図式なのである。
BMWMANIAの皆様には機会があれば是非一度参加してみてもらいたいイベントですっ!このdas fotoコラムも書き出してはや9ケ月目に突入し、そろそろ本格的に次作に取りかからないといけない次期になって参りました。
というのも毎回撮影先行で本の内容に合わせて取材するのではなく自分達が見たいこと、聞きたいことを取材しに行き、それの一年の集大成が本作品となっているので実は原稿書きやデザイン、レイアウト等も最後の締めきり間近二ヶ月ほどでガーーーッと集中して仕上げるスタイルになっております。
(これがStudieStyle?www)
Studie Style 4? 5?
ただ1,2,3と従来からあるLeVolant別冊の正統なクルマ本のスタイルで発行してきて、飽きたってワケじゃないんですがそろそろ何か別の面白い形態の本にしたいということで今回は写真集としたのですが、これが思いの外特にコアユーザー層にJUSTMEETしました。
となると次はどういたしましょう?(^_^;
電子書籍にはちょっとまだ時期尚早な気もしますし、もう一度この写真集スタイルでいくんだとしたらTitleはどうしましょう?das foto2とか?www
正直現段階ではまだハッキリしませんがまた楽しみにお待ち頂けますと幸いです。とうとう最後のコラムとなりました。
手始め、そうホントに手始めに紙媒体とWEBを直結すべく第一歩としてTRYしてみた今企画がいかがでしたでしょうか?
世の中の流れはもの凄いスピードで変化しており、今となってはもっと進化した電子書籍スタイルにTRYして当たり前の風潮になってきており、誌面をクリックして動画や別コンテンツ(今回の企画がこちらに近かったですね)に飛ぶスタイルが主流となってます。
またお逢いしましょ〜♪
勿論新しモノ好きで挑戦好きな我々ですので、このあたりは次作でどこまでやれるかってところをただいま無い知恵絞って全力で検討しております。
特に動画はもともと駆け抜けている姿が一番美しく格好イィBMWですので非常に素材としても向いていると思われますので撮り方や表現方法含め随時勉強中ですので、これまた期待せず(笑)お待ち頂ければ幸いです。
それでは末筆になりますが、StudieStyle+das Foto-が皆様の人生に何か一つ、本当に小さなことでも構わないので良い刺激をご提供出来ていれば幸いです。
また次作でお逢いしましょう。どうも有難うございましたッ!